SC40 始動装置故障診断

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スターター.JPGセルスイッチオン!・・・なんで?まったく作動しない。

エンジンが掛からなければCBは走りません。こんな時、どうするか?どこを見たら原因が掴めるのか?

あなた自身が原因を調べるのはハードルが高いと思っても故障診断手順を踏めばトラブルも解決できます。

そんなあなたに、原因究明のお手伝いができればと思い症状に合わせた診断手順を書いてみました。

 

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始動装置点検1.png 始動装置点検2.png

     

 

始動装置配置配線図

 

 

  

※注意

スタータモータ関連の整備を行う際は必ずメインスイッチをOFFにするように。

電源が入っていると予期せぬ時にスタータモータが作動してけがをする危険性があります。

  • 整備基準

スタータモータブラシ長さ、標準で12.0㎜~13.0㎜ 使用限度6.5㎜

 

始動装置故障診断

・メインヒューズ(30A)またはサブヒューズ(10A)が切れてないか事前に点検する。

・バッテリ、スタータモータケーブル接続部の外れ及び、ゆるみが無いか点検する。

・バッテリが上がるとスタータモータの回転力が無くなり、エンジンのクランキングができなくなる。始動不良の場合は、まず、良好な状態のバッテリを接続してバッテリ上がりが原因でないか点検する。

・スタータモータ点検前にメインスイッチをON、キルスイッチをRUNにしてサイドスタンド、トランスミッションギヤ位置が始動可能な条件のなってることを確認する。

ギヤがニュートラルの場合は、サイドスタンドスイッチ、クラッチスイッチの状態がどの位置でもスタータモータは回転する。

・ギヤがニュートラル以外の位置にある場合は、下記の条件を参考に。

 

ギヤ位置(ニュートラル以外)   サイドスタンド  クラッチレバー  スタータモータ

                    格納位置      握った位置     回転する

                                 離した位置     回転しない

                    駐車位置      握った位置     回転しない

                                離した位置     回転しない

 

セルモータが回らない

「バッテリケーブル端子の接触不良、ショートがないか点検」⇒異常→バッテリケーブルターミナル接触不良

                   正常

                    ↓

「スタータリレースイッチ端子、4Pカプラに接触不良がないか点検する」⇒異常→スタータリレースイッチ4Pカプラの接触不良

                    ↓

                   正常

「スタータモータケーブル端子の接触不良、ショートがないか点検する」⇒異常→スタータケーブルの接触不良、または断線

                    ↓

                   正常

「メイインスイッチON、キルスイッチをRUNにしてスタータスイッチを

押した時にスタータリレーから"カチッ"と作動音がでるか確認する」⇒異常→音がある→スタータモータ(+)ケーブルを外し、

                                                    バッテリの(+)端子に接触させた

                                                    時にモータが回るか点検する

                                                 ※大電流が流れるので細いコードは使わない。

                    ↓                            ↓           ↓                                                       

                                                       回る          回らない

                    ↓                                        ↓

                                                 ↓          スタータモータ故障                 

                    ↓                    スタータモータケーブル接触不良

                  音がない                 スタータリレースイッチの作動故障

                    ↓

                    ↓

                    ↓

スタータリレースイッチ4Pカプラを外し、アース線の導通を点検する。

                    ↓              ↓

                    ↓             異常→・ニュートラルスイッチの不良

                    ↓                                       ・クラッチスイッチダイオードの不良

                    ↓                                       ・クラッチスイッチの不良

                    ↓                                       ・サイドスタンドスイッチの不良

                    ↓                                       ・カプラコネクタの接触不良

                    ↓                                       ・ワイヤーハーネスの断線

                    ↓

                   正常

                    ↓

スタータリレースイッチの入力電圧を点検する。 ⇒電圧がない→・キルスイッチの不良

                    ↓                                        ・スタータスイッチの不良

                    ↓                                        ・カプラ、コネクタの接触不良

                    ↓                                        ・ワイヤーハーネスの断線

                    ↓

                    ↓

                 電圧はある

                    ↓

      スタータスイッチの作動点検を行う。⇒正常→  ・スタータリレースイッチ4Pカプラの接触不良

                    ↓

                    ↓

                   異常

                    ↓

             スタータリレースイッチ不良

 

スタータモータはギヤがニュートラルの位置では回るが、しかしニュートラルの位置でない場合、サイドスタンドを格納してクラッチレバーを握ってもスタータモータが回らない。

 

クラッチスイッチの点検を行う。⇒異常→ ・クラッチスイッチの不良

        ↓

       正常

        ↓

サイドスタンドスイッチの点検を行う。⇒異常→ ・サイドスタンドスイッチの不良

        ↓

       正常

        ↓

・ワイヤハーネスの断線

・サイドスタンドスイッチカプラ、クラッチスイッチの接触不良

 

スタータモータの回転力が弱い(クランキングできない)

  • バッテリ容量不足
  • バッテリケーブル端子の接触不良
  • スタータモータケーブル端子の接触不良
  • スタータモータの不良
  • ブラシの磨耗または損傷

スタータモータが空回りする

  • モータの逆回転→モータケースが逆に組立てられてるか、モータ端子に接続されてる。
  • スタータクラッチの滑り

スタータモータは正常だがクランキングしない

  • エンジンの故障でクランクシャフトが回らない
  • スタータリダクションギヤの損傷
  • スタータアイドルギヤの損傷

以上までが故障診断の流れになります。手順が少々多くなりますが、確認するポイントが明確になりましたね。

原因を見付けた時は、なぜか嬉しくなるものです。私もそうでした、この感動を是非あなたにも味わって頂きたいものです。

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このブログ記事について

このページは、rimitoが2009年9月15日 00:39に書いたブログ記事です。

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